[ショップインタビュー]アーバングラビアさま - おちゃのこネット公式ブログ

おちゃのこネットご利用ショップさまのインタビュー第二回目は石川県のアーバングラビアさまです。どんなお話しを聞かせていただけるでしょうか

モールには出店しない

おちゃのこネットの売上上位ショップさんに共通しているのが、楽天やYahoo!、Amazonなどのモールには出店してらっしゃらないことです。これには理由があって、手数料が収益を圧迫すること、自社ブランディングにならないこと、が大きな理由です。強い商品があればモールの集客力に頼らなくても売上は作れる。ならば無駄な手数料をモールに支払う必要もないのです

パン屋さん向けの包装資材メーカー

アーバングラビアさんは元々地元の印刷会社さん。包装資材を下請けで作る、よくある地方の印刷会社さんでした。治部さんが商売を手伝うようになって、お客さんを直接営業に回ったら従来の卸ルートからクレームがきた。「ウチの縄張りに手を出すな」。体質の古い業界ではよくある話です。困った治部さんは、それじゃあ従来の商売とバッティングしないルートを開拓しようとネット販売に乗り出します。当然社内からは総スカンなので、最初はご自身のポケットマネーでショップをオープンしたのだとか。「500円でお店が持てる」おちゃのこネットが目に止まったんですね。ここから卸から直接小売への業態の大転換が起きたのです。

お客さんの声に耳を傾ければ自然に強い商品はできる

アーバングラビアさんの商品ラインナップの最初のヒントは、小口での販売でした。通常1万枚単位のロット注文しか受け付けないところを、100枚単位でオーダーを受ける。これが街のパン屋さんとの取引を可能にするブレークスルーでした。そして下請けという黒子の立場から脱却することで、お客さまの要望を直接ヒアリングできるようになります。これが次の商品開発のヒントになるのです。もちろんリクエストに応えられる経営資源があったことはラッキーでしたが、そのポテンシャルを活かすことができたのはマーケットの声に応える姿勢に変化したからです。「売れる商品がなかなか見つからない」とお悩みのショップさんも多いと思いますが、ここに大事なヒントがあるのではないでしょうか

目先の利益よりもお客さまを喜ばせたい

治部さんのお話を伺っていると、成功するお店の大事なパターンが見えてくる気がします。それは「お客さまへの愛」なんですよね。誰かの役に立ちたい、喜んでくれる顔が見たい。そんな誠意のある姿勢が言葉の端々から伝わってきます。これ、きっとお客さんも感じてらっしゃると思うのです。売上が伸びない、利益が残らない、と悩む前に、日ごろの自分の立ち居振る舞いを振り返ってみる。もし愛が足りてないんじゃないかとお感じのところがあれば、商売の初心に返ることが必要なのかもしれませんね。何だか大切なことに気付かせていただきました

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